面倒でも、省いちゃいけない作業があります。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=””]
- 「しまい洗いって何?どうしてやらなきゃいけないの?」
- 「普段のたたみ方と何が違うの?」
- 「効率良い収納方法が知りたい!」
[/st-mybox]
今回は、こんな疑問にお答えしたいと思います。
衣替えをする時期(タイミング)に悩んでいる方は、「衣替えはいつやるのがベスト?」というエントリーもありますのでチェックしてみてください。
「衣替え自体をやりたくない!」という方は、衣替え不要の部屋づくりに関するエントリーをどうぞ。
洗濯のコツ:「しまい洗い」はしっかりと。
皆さんは、衣替えの際に衣類をちゃんと洗濯してから収納していますか?
しまい洗いをしないと・・・?
衣類には日常の洗濯では落としきれない汗や皮脂など、様々な汚れが残っています。
頻繁に着るものならさほど問題ありませんが、衣替えのように長期間使わないでケースなどに保管していると、これらの汚れが酸化し、黄ばみやシミ、匂いの原因になってしまうのです。
また、食べかすや皮脂が衣類に付着していると、虫食いが発生してしまうことも。ケースから取り出したら、せっかくのおしゃれ着に穴が・・・なんて悲劇も起こりかねません。
特に夏物は、一度洗ったものでも、長期間の収納前にもう一度しっかりと洗濯して汚れを落としておくのがオススメです。
洗う際のポイント
上記の理由から、しまい洗いではいつもよりも少し手間を掛けてしっかりと汚れを落としてあげるのが大切です。
クレンジングオイルや専用洗剤を使ったり、つけ置き洗い(つけこみ洗い)を組み合わせるなど、汚れ具合や衣類の種類に合わせて最適な洗い方を選ぶようにしましょう。
仕上げに柔軟剤を使うのもおすすめ。香りが残るタイプのものなら、衣類をたたむときに心地よい気分で作業ができるメリットもあります。
また、衣類にシワが残らないように、脱水が終わったらなるべくすぐに干すようにし、しっかりと細かなシワも伸ばしてあげましょう。
たたみ方のコツ:収納スペースに合わせたたたみ方を。
衣類の収納法には、大きく分けて「立てる」と「重ねる」の二種類があります。
一般的に衣替えの際は、ケースなどに重ねて収納するという方が多いかと思いますが、長期間収納する衣替えの際は、いつもよりもたたみ方に工夫をして上げる必要があります。
ポイントは、収納のサイズに合わせて衣類をたたむようにすること。これによって服が型くずれしにくく、スペースを有効活用することができます。
YouTubeなどで検索すれば、プロが解説する動画がいくつも見つかります。
これらのテクニックはどれもシワになりにくいようにしっかりと配慮されていますので、自分に合ったたたみ方を見つけるといいでしょう。
収納のコツ:取り出すときのことも考えて。
たたみ方のほうでも書きましたが、ポイントは「シワにならないようにすること」これに尽きます。
本当はハンガーで吊るしたいけれど・・・
衣類をたたんでケースに入れると、どうしても多少のシワが付いてしまうのは避けられません。できるならアウター類だけでなく、なるべく多くの衣類をハンガーで吊るして収納したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
大きなウォーキングクローゼットがあるお家ならまだしも、現代日本の住宅事情から考えると、あくまで理想(空想)に過ぎないかもしれません。
ただし、市販のハンガーラックや押し入れに取り付けるタイプのハンガーパイプなどを組み合わせることで、少しは理想像に近づけることも可能ですので、興味がある方はチャレンジしてみてください。
ハンガーは衣類のサイズ(特に肩幅)にしっかりと合ったものを選ぶのを忘れずに。
布団の収納方法
夏場に使わない布団や毛布って、収納場所に困りますよね。
定番といえば、いわゆる「圧縮袋」に入れてコンパクトにするというテクニックですが、ここに一つ落とし穴があるのをご存知でしたか?
羽毛布団を圧縮袋に入れると、空気が戻りきらずにあのふわふわ感がなくなってしまう・・・という恐れがあるのです。
できるなら羽毛布団は専用の収納ケースに入れるか、圧縮袋に入れるにしても空気はあまり抜かないほうがいいでしょう。
こういった専用ケースの中には、収納した布団をクッションのように使えるタイプなどもありますので、一人暮らしの方などはぜひ試してみてください。
もちろん、収納する前には衣類のように「しまい洗い」をお忘れなく。洗濯が難しければ、せめてしっかり干してからしまうようにしましょう。
収納ケースはなるべく分ける。
ホームセンターなどで収納ケースを購入するとき、どうしてもなるべく大きなサイズを・・・と選びがちですが、これもちょっと考えたほうがいいかもしれません。
大きなケースにまとめて収納すると、幾重にも重なった衣類が圧縮されてしまい、シワが付きやすくなってしまうというデメリットがあります。
どうしても大きなケースにまとめて収納したい場合は、シワになりにくいものを下にして、シワになりやすいものをその上に重ねるといいでしょう。
テーマごとに手頃な大きさのケースに分けて収納することで、取り出すときにもわかりやすいというメリットもありますので、収納スペースの広さを考慮しつつ最適な大きさを選ぶようにしてください。
春・秋物はすぐ取り出せる位置に。
急な気温の変化に対応できるように、カーディガンなどはなるべく手前に来るように収納するのがポイント。
クローゼットに余裕があれば、こういったものはオールシーズンで一、二着常備しておいてもいいかもしれませんね。
収納や整理整頓グッズに関しては、おすすめの衣替えグッズまとめもありますので、ぜひご覧ください。
その他の注意点
クリーニング後はビニールカバーを必ず外す。
スーツなどをクリーニングに出したあと、ビニールのカバーが付いたままクローゼットに入れてしまっていませんか?
なるべくホコリがつかないように、という気持ちもわかりますが、戻ってきた衣類はクリーニング後の蒸気が抜けきっておらず、湿気がカビの原因になってしまいます。
また、ビニールカバーは静電気が発生しやすく、ホコリを集めてしまうというデメリットもあります。
ホコリが気になる方は、静電気が起きにくい専用の不織布カバーなどが売っていますで、ビニールを外してしっかりと風を通したあと、そういったカバーに付け替えて収納するようにしましょう。
衣替えで取り出した衣類は一度洗濯して干す。
収納ケースから取り出した衣類をそのまま着たら、くしゃみや鼻水が止まらなくなった・・・なんて経験はありませんか?
これは長期間収納してあった衣類に、知らず知らずのうちに付いたホコリやダニといったハウスダストが引き起こすものと言われています。
これまで紹介してきたコツを実践すれば、多少は軽減されるかと思いますが、クリーンルームでもない限り、まったくのゼロというわけでもいきません。
長期間着ていなかった衣類は、一旦洗濯して天日でしっかり干すのが基本。そういったことが難しいアウター類なども風通しの良いところでハウスダストを落とすようにしましょう。
保管できるクリーニングサービスを活用しよう!
最近多く見かけるようになった宅配クリーニングサービスの中には、リネットのようにクリーニングした衣類の預かりを行ってくれるところもあります。
収納スペースが足りない人や、衣替えの手間をなるべく省きたい人などはこういったサービスを上手に活用するといいかもしれませんね。