早起きできなくてなにが悪い。
昔から、「早起きは三文の徳」なんて言われておりまして。
ビジネス書や雑誌の記事などでも、「デキるビジネスマンはみんな早起き」なイメージが強い昨今。皆さんも、一度は「5時起き」にチャレンジしたことがあるのでは?
僕はあります。ええ、もちろん挫折しましたが。
しかし、これにはちゃんとした科学的な理由が存在したのです。(言い訳じゃありませんよ?)
早起きにご注意?
オックスフォード大学名誉研究員のポール・ケリー氏によると、早起きは様々な疾患のリスクを高める(*)のだとか。
これは無理な早起きによる睡眠不足や、体内時計(サーカディアンリズム)にズレが生じることが原因と思われます。
また、筑波大学などの研究チームの調査(*)では、早起きする学生アスリートほど睡眠障害があるなんて結果も。
単に早起きをすればいいというわけではなく、普段の生活習慣と体内時計とのバランスが重要というわけ。夜型の生活サイクルな人が無理に早起きをしても、逆に身体を壊してしまうのです。(22時就寝とかムリだって・・・)
充分な睡眠時間を確保すること。これが最優先。まあ、考えてみれば当たり前のことです。
しかし、いざしっかり睡眠をとろうと思っても、朝、窓から差し込む光が眩しかったり、車の音や様々な生活音が外から入ってきて勝手に目が覚めてしまう・・・なんてことも。二度寝は気持ち良いものですが、一度も目が覚めずにいるほうがいいに決まっていますよね?
そこで今回は、夜型の方でも自分の好きなタイミングで目覚めることができるインテリアハックをご紹介します。
遮光+防音カーテン
窓からの自然光も、遮光カーテンならある程度防ぐことが可能。前回紹介したように、睡眠時に寝室を暗闇に保つためにも必須のアイテムです。
外からの生活音が気になる方は、防音(遮音)機能のあるカーテンを使うのもおすすめです。あくまで、効果は限定的ですが。
ベッドを窓やバルコニーから離すのもいいですね。以前紹介したように、冷気によって体が冷えるのを防止するメリットもあり、一石二鳥です。
自動開閉装置
カーテンに自動開閉装置を取り付けて、自分の好きな時間に部屋へ光を取り込むというテクニックです。
スマホで設定した好きなタイミングで自動的にカーテンが開き、自然と光で目が覚める。なんだか未来の家みたいでワクワクしませんか?
光目覚まし時計
自然光の代わりに「光目覚まし時計」を使うのもおすすめです。
まずはこちらの光で目覚めてから、ベッドから起き上がり、そのままカーテンを全開に。太陽の光を目いっぱい浴びて完全に覚醒するというわけです。
同じ起床時間でも、予期せぬ外部刺激によって強引に目覚めさせられるのではなく、自分の意図したタイミングで起きることで、自己コントロール感覚を実感できる効果もあります。
皆さんもぜひ、充分な睡眠時間を確保するために、賢い寝室づくりにチャレンジしてみましょう!