冷蔵庫って、何を基準に選んだらいいの?
そんなあなたのために、簡単な冷蔵庫の選び方を解説します。
冷蔵庫って、選ぶ基準が多すぎですよね・・・。
機能だけ見ても、やれ省エネ性能だ、独立製氷室だ、自動霜取りだといろいろあって正直よくわかりません。
結局、最後は価格基準でなんとなく妥当そうなものを選んでしまい、満足も愛着も中途半端な冷蔵庫がキッチンに鎮座する事態に・・・。
そんなふうにならないために、失敗しない冷蔵庫の選び方をチャート式でわかりやすくまとめてみました。
この順番で買う冷蔵庫を絞り込んでいけば、きっとミスマッチは起きにくいかと。
あなたのお家やライフスタイルにぴったり合った冷蔵庫がわかり、購入してから「期待していたのと違う・・・」とがっかりすることもなくなるはず。ぜひチェックしてみてくださいね。
冷蔵庫選びに失敗しやすい人の特徴3選
「価格」を優先しすぎてしまう
価格(安さ)を理由にした買い物は、購入直後は満足度が高くても、愛着が持てず、すぐに飽きてしまいやすいです。
特に、セールでの買い物は(あらかじめ狙いをつけていたものが安くなっているケースを除いて)大抵「安物買いの銭失い」になりがちです。
でも、こっちにも予算ってものがあるし・・・。
予算はあくまで目安のひとつ。本当に欲しいものなら、一所懸命お金を貯めればいいのです。
予算はざっくりと幅を持たせておき、あまり選択の幅を狭めないようにしましょう。
「メーカー」や「お店」を限定してしまう
よっぽど特定のメーカーやお店に強い愛着がない限り、これらを基準に物を選ぼうとすると選択肢が限られてしまい、満足いく買い物になりづらいです。
でも、お店のポイントも馬鹿にできないし・・・。
そもそも「ポイント還元」と一般的な値引きを同じように考えるべきではありません。
本当に、貯めたポイントを有効に使えてるしょうか?
よくよく考えてみると、あまり得になっていないケースも多いはず。
ある程度絞り込むのはかまいませんが、「絶対にココで買おう!」などと思い込みすぎないように注意しましょう。
とにかく「大きければいい」と思い込んでしまう
大は小を兼ねる、は万能じゃありません。
特に冷蔵庫のような「収納系」は、大きなものを買えばそのぶんだけ、空白を埋める無意識の働きから物を大量に購入してしまいます。
結果、不要なものや使いきれないものを買って無駄になることも多いです。
後から「容量が足りなかった・・・」とならないか心配。
よほどミスマッチなサイズを選ばない限り、使っていればそのうち慣れてしまうのが現実です。
サイズ選びの基準は、次項で解説するので参考にしてみてくださいね。
【チャート式】冷蔵庫選びのポイント7選
- サイズ・容量
- 扉(ドア)の開き方
- 色
- デザイン
- 機能
- メーカー
- 価格
冷蔵庫を選ぶ際は、この順番で絞り込んで行くのがおすすめ。それぞれ詳しく解説していきますね。
①:サイズ・容量
冷蔵庫のサイズ選びは、あなたのライフスタイルの方向性を決める死活問題です。
これを後回しにすると、前項で指摘したように「とにかく大きなものを」となりがちで、ろくなことになりません。
サイズ選びの基準は、以下の3つ。
- 家族構成
- 生活スタイル
- 設置スペース
家族構成別の容量目安も、以下に書いておきます。
- 一人暮らし:100〜200L
- 二人暮らし:200〜400L
- ファミリー:400〜500L以上
外食が多いお家か、そうでないかによっても変わってくるので注意しましょう。
②:扉(ドア)の開き方
意外と見落としがちなのがこちら。
生活動線に合わない開き方をするドアは、あなたが思っている以上に不便さを感じるものです。
ドアの開き方は、主に以下の4種類。
- 右開き
- 左開き
- 両開き(フリー)
- 観音開き
下の2つならどんなキッチンにも対応できますが、割高になりやすいので注意しましょう。
③:色
冷蔵庫のような大型家電は、視覚に占める割合が多く、キッチンインテリアの印象を大きく左右します。
無難な色を選ぶのもいいですが、せっかくキッチンや壁のカラーまでこだわったのなら、冷蔵庫もそれに合わせた色を検討してみてほしいところ。
一部のメーカーなど、おしゃれなカラバリを揃えているところもありますし、『ラシックカラーズ』のようにカラー冷蔵庫専門の国産ブランドなどもありますよ。
④:デザイン
冷蔵庫のデザインなんて、大した違いはないんじゃないの?
そう思われがちですが、実は探してみるとなかなか個性的なデザイン冷蔵庫がたくさんあることにびっくりするはず。
特に、海外メーカーの冷蔵庫に多い印象ですね。
最近では、機能も国内メーカーに負けず劣らずなものが増えてきていますし、手に入れるのも以前と比べてずっと簡単になりました。ぜひチェックを。
⑤:機能
機能は「取捨選択」が何よりも重要です。
「ないよりはあったほうがいい」という考えで高機能冷蔵庫を購入しても、結局ろくに使わずにお金が無駄になってしまいます。
冷蔵庫選びの際に注目すべき機能は、以下。
- 省エネ性能
- 静音性
- 霜取り
- 消臭・脱臭
- 鮮度保持
- 自動製氷器
- 耐熱天板
- レイアウト(野菜室・冷凍室)
現在キッチンに置いてある冷蔵庫の使い方と比較して、本当に必要な機能だけを選ぶようにしましょう。
⑥:メーカー
メーカーを基準にしすぎるのはNGですが、それぞれの特徴や強みの違いについては把握しておいたほうがいいですね。
同じような機能でも、メーカーによって独自技術を採用しているなど、力の入れどころが異なったりするのが非常に面白いところ。
保証の充実度や、サポート対応の良し悪しなどもあるので、口コミなどをチェックしてみましょう。
⑦:価格
最後に、価格が納得いくかどうかを確認します。
大抵の場合、「思ったより高い・・・」となってしまいがちなので、あらためて選択基準を見直して、不要な要素があれば削っていくことになります。
少しでも安く購入したい人は、「ほしい物リスト」に入れてセールや型落ちになるのを待つのもいいですね。
ただし、冷蔵庫に限らず家電は日進月歩で次々と性能に優れた新しい商品が出てくるので、目移りしてしまわないうちにタイミングを見極めるのがコツです。
おまけ:搬入ルートの確認も忘れずに。
せっかく高級な冷蔵庫を買ったのに、設置場所まで持ってこれなかった・・・。
こんなケースは意外に多いものです。
- 玄関アプローチ
- 廊下・ドア
- 階段のカーブ
- キッチンまでの動線
設置スペースだけでなく、これらの幅もしっかりチェックして、ちゃんと置けるかどうか再確認しましょうね。
おすすめのデザイン冷蔵庫ブランド5選
一般的な家電メーカーの冷蔵庫は他でいくらでも紹介しているので、このブログらしく一味違った個性的なおすすめ冷蔵庫をピックアップしてみました。
- マーベ:GE系譜。カスタムディスペンサー付き
- アスコ:ビルトイン配置可能
- スメッグ:レトロポップなデザイン
- アマナ:高省エネ性能なサイドバイサイド
- ラシックカラーズ:アクア・ハイアールをベースに600色からオーダー可能
他の人とカブらない「自分らしいキッチン」が作りたい方はチェックしてみては?
まとめ
というわけで、失敗しない冷蔵庫の選び方の解説でした。
今回紹介した基準は、あくまで選び方の「ベース」として、自分なりにアレンジを加えてみてほしいところ。
なるべく万人に最適な選び方を紹介したつもりですが、人によって大切にしたいポイントは異なるはずです。
重要なのは「優先順位づけ」です。
- 自分はデザインを一番重視したいのか
- 機能の中でもどれを優先するのか
- それでも価格を最優先したいのか(自覚的ならOK)
漠然と頭の中で想像しているだけだとピンとこないと思うので、実際にいろいろな冷蔵庫を見比べながら、自分なりのチャートを作ってみましょう。
毎日のルーティン化してしまった退屈なキッチン仕事に、新しい刺激が欲しい!
そんな人は新しい冷蔵庫を見ているだけでも、ワクワクしてくるはずですよ。